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此岸と彼岸の境界に存在する、市役所ならぬ「死役所」。ここには、自殺、他殺、病死、事故死、寿命、死産までありとあらゆる人が訪れ、死後に自分の死の手続きをする場所である。死役所職員は全員同じ理由で死亡しており、なぜ死後職員として働くことになったのか、そもそも死役所の存在理由とは…死役所を訪れる人や職員が死んでなお「自分の人生はなんだったのか」と考えている物語である。

死役所の原作ネタバレ

1巻

マンションの4・5階から一人の男の子が飛び降りるシーンから始まる

顔から血を流し、足が折れた自殺した少年は自殺の現場ではなく、何故かどこかの建物の中にいる

「何だ、ここ‥僕、マンションから飛び降りて‥」と

その時、背後から声をかけられる「こんにちは、自殺ですね?」とあくまでも事務的に微笑みを浮かべた男が立っているのだ。

 

その男は
黒ぶちメガネ
黒いスーツ
黒い髪を七三に分けた
Vの字の口の微笑み
怪しい? キチンとしすぎ?

 

いかにもサラリーマン? お役人? といった出で立ちのスーツの シ村という名前の男だった

そう、予想の通りこの場所はなんと、この世とあの世の境界に存在する「死役所」という所であり、

「自殺課」や「他殺課」「交通事故死課」などと死因によって色々と課が分かれている様であり、死者の便宜のために「死役所」があり

どうやら、現実の世界の様に市役所的な役割として 新たな死者として転入の手続きをテキパキと事務的に行っている場所であるのです。

※この漫画では、死後すぐに訪れるであろうこの場所
シ役所での職員の多くは(否 全員)が 「シ」の文字がついた苗字となっている。

その「死役所」で総合案内係を担っているのがどうやら全身黒ずくめのシ村というこのVの字口の男なのである

 

ルール1

死んだ人は、死亡した日から
49日以内に手続きをしなければならない

 

そうしなければ

「冥途の道」を彷徨うことになる
(天国でも地獄でもない、何にもない所に永遠にいる事になる)

このVの字口のシ村きれなけれがこんな大切な事も伝えない、無責任なところもあるのです。

 

自殺した少年、鹿野太一(かのたいち)は
まだ、幼い中学1年生

幼い頃に既に、本当の父を亡くし新しい父親とはコミュニケーションがとれていなかった。
だから、相談も自殺の際も相談も持ちかけていない。

同級生からの度重なる執拗ないじめを受け
それを苦にマンションの4・5階から

飛び降り自殺をしたのであった

そして、その「死役所」で、

自分をいじめていた少年の牛尾とバッタリ再会するのであった!!

 

「な、何で、牛尾がっ‥⁉」

「てめーが、自殺なんかしやがるから、てめーのせいで俺が殺されたんだ!」

「こ 殺されたって、誰に‥」

「親父だよ、てめーのっ」と

 

いじめていた牛尾は、太一の義父にひき殺されていたのだ

太一は生前、義父は自分の事なんか無関心だと思っていた

でも、そうではなかった‥無関心だったのは自分の方?

 

胸締め付ける事実に! 知らなかった義理の父の彼へ想い と 罪を起こした義理の父のこと、自分の身勝手さに
太一はシ村に、お義父さんが死んでここ「死役所」に来たら

 

「迷惑かけてごめんなさい。いや、
今度生まれ変わったらいい親子に‥でもなくて
もっといろんな話がしたかった」

 

初めは、自分は「冥途の道」を彷徨うことになる道を選び、義理の父を待ちたいと
成仏の道を拒む太一だったが、そうする事で父との再会が保証されることではないと
理解した太一は成仏の道を選ぶ

 

義理の父に伝えて欲しいという言葉を残して

シ村は「よろしいですよ、お客様は仏様ですから」と
ニッコリ笑った

 

そして、太一は「成仏の扉」へと歩いて行ったのだ。

2巻

第6条 腐ったアヒル① ネタバレ

20年近く漫画家を目指している塙だが売れる事なく既に31歳になっていた

そんな時、出版社から作画の話が持ち上がる

戸川アランという元放送作家が書いた小説で「バイク少年の荷物は腐ったアヒル(仮)」
という変なタイトルの話だが、後にアヒルロードというタイトルで出版される事になる。

塙は、自分の世界感とは違うと断ろうとするが

編集者に押し切られ作画でも世にでる事になる事もあり、塙は、しぶしぶ作画を引き受ける事に

戸川アランの非凡なストーリの発想がバイクに乗っていた時ひらめいたと聞き

自分も何かアイデアがひらめけばとバイクに乗るようになったが、塙にとっては悪運となった。

ある日、追い越しをして来た車とぶつかり塙は事故にあってしまう

気が付いた時には、首にコルセット目にはグルグルと包帯を巻かれて病院のベットにいた

編集者の直入(なおいり)さんから

事故の衝撃で眼球を痛めて
右目は完全に失明し、左目も殆んど見ない状況となり

「もう、漫画書けないんだよ」と告げられる

第7条 腐ったアヒル② ネタバレ

塙は絶望の中でも、自分の描きたい漫画を模索し続けてゆく中、足を踏み外し事故に遭ってしまい。
今回は死役所へ、

虚ろな記憶の中、事故で死んでしまった事に気づく。

第8条 男やもめ ネタバレ

7人目のお客様は、心筋梗塞で亡くなられた襟川さんの話です。

案内をしたシ村さんに
1年前に自分の妻の事を聞き何か伝言がなかったかきくと。

シ村さんは、お綺麗なご婦人でしたので、よく覚えています。
旦那さん、襟川さんのことをとても心配していましたと答えます。

襟川さんの奥さんの典子さんは、綺麗で人当たりがよく、みんなから好かれていました。

病気で入院中には、見舞いの人が絶えず、見舞い品もたくさんもらうような人気者でした。
退院したらお礼に回らなきゃ、と言っていた典子さんでしたが、
そのまま帰らぬ人となります。

逆に、旦那の襟川さんは人間付き合いをしないタイプでした。

しかし、何を思ったか、典子さんの死後、典子さんが参加していたグランドゴルフや老人会に、
積極的に参加するようになりますが、口の悪さや自分勝手な言動は変わりません。

「男やもめに蛆がわき 女やもめに花が咲く」

自分はそうならなかった。地域に溶け込んで
いたと嬉しそうに話す襟川さん。

そんな襟川さんを見て、シ村さんは典子さんの心配事を思い出します。

「いらないことを言って気を悪くさせたり、
自分が思った返事がないと怒ったり」
「どんどん外に出る方が心配。嫌われやすい人だから」

事実、襟川さんの死後には
家から異臭がしていましたが奥さんの心配通り、周りからは敬遠されがちでしたので
誰にも発見されていませんでした。

その遺体に蛆がわいていたのです。

第9条 石間徳治 ネタバレ

死役所で勤務している人間は過去に裁判で死刑になったものが担当しているのです。
また、名前には 必ず「シ」が付いています。

今回は シ役所の他殺課のイシ間徳治の話ですが、ここでは死刑となった事件が語られています。

石間徳治とは「死役所」の他殺課で働くイシ間の事

この第9条ではイシ間がどうして死刑になったのかが明かされます

イシ間は生前、大工をしていた

奥さんは既に他界していて子供がいなかったイシ間は両親を失った姪っ子のミチを引き取り
一緒に暮らしていた

とても可愛いく優しい少女だった

ミチは自分が結婚する時は おじちゃん(イシ間)に家を建てもらい
一緒に住みたいと言っていたのだが、
涙を流し喜ぶイシ間に、姪っ子のミチはまだ14歳だから気が早いと
おかしくて大笑いした

そんな話をしている時、庭の畑から物音がした。畑泥棒の少年たちは
「ごめんなさい!殺さないでください」と謝る

イシ間は「芋盗んだくらいで殺さねぇよ」と温情を見せると、

それを見ていたミチが
「お腹減ってるの?」イシ間が仕事先でもらって来た大根をあげるのでした

ミチは身も心も優しい少女なのでした

後日、上棟式の帰りに、ミチが家にいないことに気づいた

不審に思いながら水を飲みに外の井戸に行くと
畑の方から物音が‥

「また芋泥棒か?」とイシ間はクワを手に持ち畑の方へ向かい

するとそこには!

あの時の少年2人と
声が出ないように口に物を詰め込まれ
体を押さえつけられたミチの姿があった

ミチは、少年達によって強姦されていたのだ。

イシ間は躊躇なく一人の少年を鍬で殺してしまうのだった!

逃げ惑うもう一人の少年は
「ごっ、ごめんなさい‥殺さないでください!
ちゃんとお礼も言うつもりだったんです
そしたら‥この間の女の子がいて‥」

ほんの興味本位だったんだです
イシ間は少年を殴り

「何が殺さないでだ、クソガキがっ‥」
「よくもミチをあんな目にっ!死ね、クソガキ、死ね」
と、クワで何度も少年の体を刺したのだった‥

イシ間は死体を山中に埋めて隠した

死体が発見されたのは、ミチが嫁いで1年後であったのだ。

イシ間は、姪っ子の将来を守るため
姪っ子が少年たちによって強姦された事実を隠し
自分が酔った勢いで殺してしまった事にしたのである

イシ間は、この事件で死刑の判決が下されたのであった

ある日、年を取ってお婆さんになって亡くなった姪っ子が「死役所」にやって来た

ミチは認知症になっていたが イシ間の事を覚えていて

「おじちゃん元気だった?久しぶりだねぇ!」と
まるで、昔の少女の時と同じ笑顔で挨拶をするのだった

シ村から、ミチは、子供や孫に見守られながら
天寿を全うされたと聞き

後で「成仏課」まで送ると2人は仲良く歩いて行った‥

第10条 初デート ネタバレ

夏加ちゃん15歳、中学三年生。
智也君とデート中、居眠り運転のトラックに轢かれ、亡くなります。

夏加ちゃんと智也君は付き合っているわけではなく、
智也君は夏加ちゃんの片思い相手。

ただ、夏加ちゃんは転校するため、「最後の思い出に」と、彼女がいる智也君と、
デートしている最中、居眠り運転のトラックが歩道に突っ込み、トラックに轢かれた
夏加ちゃんは、亡くなりました。

死役所に来るときは、亡くなったときの状態で来るようで、
夏加ちゃんの身体は、トラックに轢かれた衝撃で、内臓は一部飛び出て、
骨も所々見え、無残なものでした。

その姿を見たシ村さんは
「相手の男性にとって忘れられない思い出になったでしょう」
と、何故なのか、ひどく無神経なことを言います。

姿はどうあれ相手の心に残り続けることが
できたのは、喜ばしいことではないか、と夏加ちゃんに言います。

シ村さんは普段から、嫌味っぽいことを口にはしますが、

今回の相手は女子中学生。
しかも、好きな人とのデート中に、ひどく体を損傷して死んでしまう状態で
それを喜ばしいなんて、思えるわけがないじゃないですか。

シ村さんは夏加ちゃんに平手打ちを食らいます。

「いつか忘れられてもいいから、
きれいなまま、普通の私のままで、生きてお別れしたかった、、、」
泣き崩れる夏加ちゃん。

しばらく、いつもの作り笑いの笑顔は失せ、無表情でボー

3巻

カニの生き方

3巻最初のお客様は「佐尾(さお)」。

「カニすべからく」という芸名の漫才コンビの一人であり、相方の「高関(たかぜき)」とは同じ高校出身である。

佐尾は背が高く、無表情でシュールなネタを作ります。
感情表現が上手くなく芸人仲間とは疎遠である。

相方の高関は、結婚して供もいて、ニコニコと人当たりが良く、芸人の仲間内でも好かれています。

両人ともにバイトしながら芸人している、まだ売れていない芸人なのでしたが、

そんな折、二人に「デッドオアコント」(以下「デドコン」)出場が決まったのです。

想像するに「M-1」みたいな人気芸人への登竜門のような位置付けなのでしょう。

喜びはりきる高関に対し、佐尾の方はというといつもよりも無表情。
どうやら、体調が悪そうでしが。相方の高関には隠そうとしているようなのです。

心配する高関には必ず「大丈夫」というので、高関も深くは聞きませんが、実はこの時、佐尾の身体は不治の病魔に蝕まれています。

学生の頃に父親が亡くなった際には、同じ遺伝性の病気で佐尾自身も発症する可能性が50%あることを母親から聞かされていたのです。
そして28歳になった佐尾は、悪い方の50%を引き、病気を発症します。

「デドコン」決勝の頃には相当進行していたのです。

そして迎えた「デドコン」決勝当日には会場に佐尾の姿は見えません。
病状が悪化しており、入院していました。

佐尾が現れず、連絡も取れないため焦る高関。

「背の高い人にマスクを被って立ってもらい、自分一人でコントをやる」

事実、今回選んだお題も佐尾の喋る出番はないのだから、

相方の代わりが見つからないうちに、
とうとう「カニすべからく」の出番となります。

棄権を申し出ようとする高関の前に、車いす姿の佐尾(表紙の状態の佐尾)が現れます。
佐尾は座っているのみ、高関が一人で喋るというシュールなネタ「男の感情」を予定通り終えたのですが、

やはり「カニすべからく」は優勝ならず。

佐尾亡き後は、高関がネタを作り、「カニすべからく高関」として、お笑いを続けます。

前を見て

亡くなったのは17歳の女子高生麻帆(まほ)。

なぜ自分が亡くなったのか分からず、亡くなったという自覚さえ乏しいのだ。
映らないスマホの「充電器ありませんか」と聞く

生前の麻帆は、親友の里奈がいていつも一緒でした。

性格の割と流行り好きな麻帆と、流行りに流されないマイペースな里奈の出会いは、麻帆が携帯をスマホに変えたところでした。

クラスのLINEグループに入ったのは良いものの、会話をスルーし続けたことで、仲間はずれの麻帆。

それ以来、何をしていてもスマホが気になります。

里奈と一緒に映画を見ていても、お茶してても、スマホを気にし続ける麻帆。

ある日、並んで歩いている最中でさえ、スマホに夢中な麻帆に対して、里奈は、「もっと右に寄らないと危ないよ」と注意します。

画面に目を外し事なく、右による麻帆。気が付いた時には階段から転げ落ちた後でした。

ちょっとした悪戯のつもりが、親友の命を奪う事になってしまたのです。

その頃、クラスのLINEグループでは、麻帆の返答が的外れであることを非難する意見に、LINEグループから、麻帆を削除します。

「ばいばーい 麻帆」

成仏しません

女子大生で二十歳になったばかりのミチルは、大学のサークル飲み会で、急性アルコール中毒で亡くなります。

「生活事故死課」の軽いノリのハヤシくんが対応しますが、ミチルちゃん本人は「殺された!」と言ってききません。

ハヤシくんの軽くて変な言葉遣いの「事故死す~」にも文句を唱える、

亡くなったのに元気な女子大生ミチルちゃん。

彼女の言い分はこうです。

サークルの飲み会に誘った綾さん、この人が犯人だと。

飲み会当日、サークル一のイケメン東条君の隣にダッシュするミチルちゃん。
でしたが、東条君の隣には、すでに綾さんが座っていました。

綾さんの反対隣りに座ったミチルちゃんは、綾さんにライバル心を示示しつつも、
当日が二十歳の誕生日と言うことで、初めてのお酒を楽しみ勧められるがままに飲んでしまいます。

ハヤシくん自身も、大学時代の急性アルコール中毒での救急搬送の経験を語ります、
若いうちは酒の飲み方が分かってないんですよね、自分の体のアルコール許容量とか。

気が付けば隅で寝ているミチルちゃんでしたが、
そろそろお開きなのでミチルちゃんを起こそうとする綾さんですが、起きる気配のないミチルちゃん。

ミチルちゃんは急性アルコール中毒で亡くなっていたのです。

ミチルちゃんは叫びます。

「綾さんが私の可愛さに嫉妬して、お酒を強要して殺した、わたしは殺人事件の被害者だ!」

納得のいかないミチルちゃんですが、客観的にも、死役所の資料にも「事故死」と書かれています。

シ村さんがお客さんを落ち着かせる業、「共感」を実施

ミチルさんは可愛いので、相手の方が嫉妬にかられたのはまちがいではなく、こちらとしても殺人で扱いたい、今後は何らかの対応ができるよう、検討します

「共感」技で、ミチルちゃんを落ち着かせるのですが、

ハヤシくんの余計な一言が、

「きっと綾さんも毎日泣いてますよ、彼氏と一緒に追憶して」

瞬間! 忘れかけていた、綾さんへの嫉妬心を煽る結果になります。

書きかけの申請書を勢いよく破り捨てるミチルちゃん。
「殺人って認めてもらうまで、絶対に手続きしませんから!!!!」

4巻

吊るす者 吊るされる者

前巻最終話で登場した、急性アルコール中毒で亡くなった女子大生のミチルちゃんが死役所にあいかわらず留まっています。
本人は「殺人として扱ってくれるまで手続きしない」成仏を望まないと宣言していますが、49日が来たら、半強制的に手続きしなければならないのです。

ミチルちゃんが死役所内を自分の都合でうろついていている死役所には続々と「お客様」がいらっしゃいます。
シ村さんが案内しようと近づき、目が合った瞬間、胃癌で亡くなったという男性は表情を曇らせます。

なんと、シ村さんが収監されていた拘置所の拘置所の刑務官でした。

拘置所で「杉」と呼ばれる刑務官の男性は、優しい男性で1人の死刑囚「沼尻」が気落ちしているのが気にかかり、
鳥を飼わせてはどうかと上司に進言して、否定されながらも野花を摘んで沼尻に渡したりしました。

杉が花を渡すも、死刑囚の沼尻の方は「弔いの花」だと勘違いをして死にたくないと錯乱状態になり、しまいには、杉は沼尻に首を絞められ危うく殺されかけます。

ほとんどの看守などにとって死刑囚の沼尻の心なき犯行やその後の所作に人間らしさは感じられないのですが、
それでも 刑務官の杉は死刑囚の沼尻を悪くないとかばうのです。

やがて死刑囚の沼尻は刑務官の杉に心を開き、杉の勧めで書籍の点訳を行うようになります。

死刑囚の沼尻は残り少ない人生での生きがいや癒しそこにを見つけられたのでしょうか?

そんな折、沼尻に刑の執行命令が下ります。

書籍の点訳が終わるまで待ってくださいと上司に頼む杉ですが、死刑執行は法務大臣が決めることであり、一介の刑務官の意見など通るはずもありません。

明くる処刑の日、杉は死刑執行の担当者を命じられて、刑執行時のボタンを押す事になります。

刑務官の精神的負担を軽減するため、複数のボタンをそれぞれ別の者が同時に押し、誰が刑を執行したか分からなくする仕組みがあるのですが、心安さしい?刑務官の杉にはあまり気休めにはならなかったようです。

沼尻の刑執行の翌日、まったく寝られない状態でシ村さんを運動場に連れて行った杉ですが、

生前の死刑囚の一人であった 現死役所のシ村さんから「刑務官に向いていない」と断言されたことがあったのです。

一年後に刑務官を辞めた杉。

二人の死役所での再会は、それ以来の事だったのです。

また、死役所で働く元死刑囚の沼尻を見かけた杉は、ある事に気がつきシ村さんに問いかけます。

職員は全員元死刑囚なのか?

更に、もう一つ元刑務官の杉には疑問がありました。
生前の死刑囚のシ村さんは杉の巡回の時、必ず独房の中で立っていました。

刑務官の杉が巡回の時に、何故いつも後ろ向きでいつも独房でだったのかと問われると、

「首が--よく見えたでしょう?」 シ村の一言になんの意味があるのでしょうか?

杉の「吊るす方の身にもなってくれよ…」

で、ストーリーは終わります。

 

堕ちる

千裕(ちひろ)は2人の子を持つ、ごく普通の専業主婦。

大学時代の友達「蘭子」にパーティーに誘われます。
普通のこじんまりしたパーティーを想像していた千裕でしたので、普段着にショートケーキを手土産に、蘭子の家に向かう千裕。

出がけに旦那に「専業主婦のくせにいいご身分」と嫌味を言われたことを思い出ながら、「こんなつまらない自分の人生ってなんだろう」と呟きます。

蘭子の家に到着し着いた家は執事が出迎える豪邸。
で、シャンデリアが吊るされた大広間で、立食パーティーが催されていたのです。

普通の主婦の千裕は完全に場違いを感じます。

蘭子の「ペット」である若いイケメンの「瀬斗」が千裕の隣で危険ドラッグを吸い始め千裕にも勧めますが、最初は断ります。

しかし、

「なぜあなたをパーティーに誘ったか、退屈そうだったから、 刺激が欲しいと顔に書いてあったから」

との蘭子一言に、普通のつまらない主婦生活を見透かされた気持ちにもなったのか、蘭子への対抗心なのか?危険ドラッグに手を出す千裕。

そのまま瀬斗に抱かれます。

後日再び蘭子から誘われ、「もう一回だけ」と危険ドラッグ&瀬斗とのセックスに興じる千裕。

「はまらなければ」「これが最後」「もうしない」「絶対やめる」

自分に言い聞かせながら、回数を重ねます。
次第に家事をしなくなり、子供の食事もつくらず、旦那にも文句を言われるタガが外れ始めた千裕。

ある日、子供2人を乗せ、車を運転中の千裕は、蘭子が覚せい剤取締法違反で逮捕されたことを知ります。

それが、口火になったのか?

警官が自分に迫ってくる幻覚を見た千裕は、逃げようとアクセルを全開にします。
後部座席の子供たちが泣き叫ぶのも聞こえず、電柱に突っ込み、千裕は死亡。

ところは変わって死役所

ミチルちゃんは「やめたくても止められず、可哀想」と同情します。
ニシ川さんは「浮気もドラッグもばれる前に死ねて、良かったですね」と変なフォロー

「止めたくても止められない苦しみが、あなたに分かるわけ…」と言う千裕に、

「苦しかったのは子供達でしょう?生きていれば、の話ですが」と。
やっと自分の罪に気付き、無実の犠牲の子供たちの無事を祈り、自分の罪を懺悔する千裕。

ニュースでは、千裕の子供二人が無事であったことを伝えていました。

人を殺す理由

口は悪いが優しい眞澄は妻とともに定食屋を営む男性。

父親の代からの定食屋は、常連たちで繁盛していました。

妻は妊娠中でもうすぐ眞澄は父親に。

人生の絶頂期です。

そんな折、帽子をかぶり、ビニール袋を提げ、定食屋に入ってきた男。
真っすぐ眞澄に歩み寄り、ビニール袋から取り出した包丁で、眞澄の腹を刺します。

死役所にたどり着き、ミチルちゃんに「他殺課」に案内される眞澄。
アレアレ、ミチルちゃんは既に死役所の案内役

「他殺課」のイシ間さんに聞かれても、殺害された理由に心当たりがない眞澄である。

シ村さんがパソコンで眞澄のことを調べる後ろからのぞき込むミチルちゃんが、
「原島憲治って人のこと知らない?」と眞澄に聞くミチルちゃん。

原島は、以前に眞澄の父親の定食屋の従業員でした。店の売り上げを盗んでいるところを眞澄の父親に見つかり父親を刺殺した犯人でした。

なんと、原島は裁判で証言に立った眞澄を、逆恨みで殺したのでした。

この時点において、死役所職員が元死刑囚だと知らないミチルちゃんですが、

ミチルちゃんは
何故刑務所に入ったのに殺人を繰り返すのか、何故眞澄は殺されたのか、
当たり前の質問を死役所職員のシ村さん、イシ間さんにぶつけます。

自身の裁判のことを思い出すシ村さん。
「殺人者の考えることは分かりません」

とだけ、答えます。

シ村さんの過去

49日まであと3日と迫ったミチルちゃん。
早く手続きしないと、とハヤシくんに説得されます。

しかしミチルちゃんは自分の行く末以上に、シ村さんの笑顔、作られた顔の裏にある真実が知りたいようです。

「ここの職員になろっかな~」と言い出すミチルちゃん。
「何言ってんの、死刑にもなってないのに」

また余計なことを言ってしまうハヤシくん。

ここで、職員が皆、元死刑囚=元?罪人だとミチルちゃんにばれてしまい

親子そろって同じ犯人に殺されてしまった眞澄に会った直後ですから、犯罪者への憤りからハヤシくんを罵倒するミチルちゃん。
その延長線上として、職員に、なぜ死刑になったのか、人を殺したのか聞きますが、誰も答えてくれません。

ニシ川さんが「自分で調べたら?」とヒントをくれます。

職員のいない「死刑課」には、死刑になった職員のデータのすべてそこにありました。

ハヤシくんの過去、イシ間さんの過去を見て、同情しながらも

「殺人犯は殺人犯か…」

最後にシ村さんの過去。

九州に生まれ、幼いころから近眼だったこと、結婚したこと…などと
読み進めるミチルちゃんは、泣いていました。

読み終えたミチルちゃんは、態度を一変させ、素直に手続きを済ませるミチルちゃん。

成仏前に、シ村さんに挨拶します。

シ村さんの過去の資料を読んだことを話し、

「冤罪 なんですね」「なぜ、成仏しないんですか?」

「真実を確かめ…妻を…わたしの手で…」
その後の言葉に詰まるシ村さん。

そのネクタイをグイッと引っ張り、キスするミチルちゃんに呆気にとられるシ村さん。

「それ、素の顔?」と茶化すミチルちゃんですが、

シ村さんに惚れていたのかもしれませんね。

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※本ページの情報は2019年8月時点のものです。
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