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此岸と彼岸の境界に存在する、市役所ならぬ「死役所」。ここには、自殺、他殺、病死、事故死、寿命、死産までありとあらゆる人が訪れ、死後に自分の死の手続きをする場所である。死役所職員は全員同じ理由で死亡しており、なぜ死後職員として働くことになったのか、そもそも死役所の存在理由とは…死役所を訪れる人や職員が死んでなお「自分の人生はなんだったのか」と考えている物語である。

死役所1巻の原作ネタバレ

マンションの4・5階から一人の男の子が飛び降りるシーンから始まる

顔から血を流し、足が折れた自殺した少年は自殺の現場ではなく、何故かどこかの建物の中にいる

「何だ、ここ‥僕、マンションから飛び降りて‥」と

その時、背後から声をかけられる「こんにちは、自殺ですね?」とあくまでも事務的に微笑みを浮かべた男が立っているのだ。

 

その男は
黒ぶちメガネ
黒いスーツ
黒い髪を七三に分けた
Vの字の口の微笑み
怪しい? キチンとしすぎ?

 

いかにもサラリーマン? お役人? といった出で立ちのスーツの シ村という名前の男だった

そう、予想の通りこの場所はなんと、この世とあの世の境界に存在する「死役所」という所であり、

「自殺課」や「他殺課」「交通事故死課」などと死因によって色々と課が分かれている様であり、死者の便宜のために「死役所」があり

どうやら、現実の世界の様に市役所的な役割として 新たな死者として転入の手続きをテキパキと事務的に行っている場所であるのです。

※この漫画では、死後すぐに訪れるであろうこの場所
シ役所での職員の多くは(否 全員)が 「シ」の文字がついた苗字となっている。

その「死役所」で総合案内係を担っているのがどうやら全身黒ずくめのシ村というこのVの字口の男なのである

 

ルール1

死んだ人は、死亡した日から
49日以内に手続きをしなければならない

 

そうしなければ

「冥途の道」を彷徨うことになる
(天国でも地獄でもない、何にもない所に永遠にいる事になる)

このVの字口のシ村きれなけれがこんな大切な事も伝えない、無責任なところもあるのです。

 

自殺した少年、鹿野太一(かのたいち)は
まだ、幼い中学1年生

幼い頃に既に、本当の父を亡くし新しい父親とはコミュニケーションがとれていなかった。
だから、相談も自殺の際も相談も持ちかけていない。

同級生からの度重なる執拗ないじめを受け
それを苦にマンションの4・5階から

飛び降り自殺をしたのであった

そして、その「死役所」で、

自分をいじめていた少年の牛尾とバッタリ再会するのであった!!

 

「な、何で、牛尾がっ‥⁉」

「てめーが、自殺なんかしやがるから、てめーのせいで俺が殺されたんだ!」

「こ 殺されたって、誰に‥」

「親父だよ、てめーのっ」と

 

いじめていた牛尾は、太一の義父にひき殺されていたのだ

太一は生前、義父は自分の事なんか無関心だと思っていた

でも、そうではなかった‥無関心だったのは自分の方?

 

胸締め付ける事実に! 知らなかった義理の父の彼へ想い と 罪を起こした義理の父のこと、自分の身勝手さに
太一はシ村に、お義父さんが死んでここ「死役所」に来たら

 

「迷惑かけてごめんなさい。いや、
今度生まれ変わったらいい親子に‥でもなくて
もっといろんな話がしたかった」

 

初めは、自分は「冥途の道」を彷徨うことになる道を選び、義理の父を待ちたいと
成仏の道を拒む太一だったが、そうする事で父との再会が保証されることではないと
理解した太一は成仏の道を選ぶ

 

義理の父に伝えて欲しいという言葉を残して

シ村は「よろしいですよ、お客様は仏様ですから」と
ニッコリ笑った

 

そして、太一は「成仏の扉」へと歩いて行ったのだ。

感想

義理のお父さんにイジメめられている事を相談していたら事態は大きく変わっていて自殺の道は変わっていたかもしれません。死ぬ前にやれることがまだまだあるってことかな?つまりは、納得できる状態でなければ死んでも死にきれないって事かもしれませんね。私たちも日々やるべきことやもっとやれる事をやって行かねばならないのかも