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ヒキタご懐妊

 

2019年4月13日、アジア最大の映画祭「北京国際映画祭」にて映画「ヒキタさんご懐妊ですよ!が上映されました。

レッドカーペットには俳優の松重豊さんが登場し、マツシゲコールが鳴りやまなかったほど。

それほどまでに映画「ヒキタさんご懐妊ですよ!」は、感動と笑いの渦を巻き起こす映画に仕上がっていました。

日本で映画が公開されるのは、まだ先の10月4m日となりますが、本作に匹敵するほど原作も面白いのです。

今回は、映画「ヒキタさんご懐妊ですよ!」に先駆け、原作のあらすじやネタバレ、感想を紹介したいと思います。

作品の雰囲気

ヒキタクニオのエッセイを「オケ老人!」の細川徹が映画化した本作は、妊活を始めた作家ヒキタが、自身に不妊の原因があることを知るも、夫婦で困難を乗り越えようとするさまを描くもの。松重がヒキタを演じ、夫より二回り近くも歳下の妻サチ役で北川景子が出演した。

この特報映像では、子供は作らずに夫婦2人だけでやっていこうと思っていたヒキタに対し、サチが「ヒキタさんの子供に会いたい」と告げる。そこからヒキタの生活が一変し、“男の妊活”がスタート。クリニックで検査結果を見せられたのち、ソファにうなだれたヒキタが「大変なことになってるぞ」とつぶやく様子も収められた。

引用:映画ナタリー

 

予告動画

 

映画「ヒキタさんご懐妊ですよ!」とはどんな話?

タイトルからして妊娠のストーリーであることがわかる映画「ヒキタさんご懐妊ですよ!」。

しかし面白いのは、この「ヒキタさん」が男性であることなんです。

物語は、この主人公、ヒキタさん(49)が年下の女性サチさんと結婚したことから始まります。

きっかけはサチさんのこんな一言からでした。

「わたし・・・ヒキタさんの子供の顔が見てみたいな」

こんな無邪気な発言で、ヒキタさんはやる気をだし

「よし!子供を作ろう!」

という気持ちになります。

 

しかしいつまでたっても奥さんに妊娠の兆しはありません・・・。

どうゆう事だろう?と奥さんが産婦人科に行き、不妊治療いついて調べます。

そうなんです。

映画「ヒキタさんご懐妊ですよ!」は、不妊治療のお話なんです!

不妊治療について切実に書かれたエッセイ

原作「ヒキタさんご懐妊ですよ!」は映画と同じタイトルです。

しかもタイトルに「ヒキタさん」が出てくる通り、不妊の原因は奥さんのサチさんではなく、ヒキタさんの方でした。

サチさんはいたって健康で、妊娠も可能。

それでヒキタさんの方も検査してみようと、ということになったのです。

 

 

しかし男性の検査とは、それはそれは切ないもの・・・。

この検査に当たってヒキタさんは、みじめだったり悲しかっったり・・・と検査方法や医療の対処法についての憤慨や矛盾や葛藤などを切々と語っておりました。

こんな気持ちは「書いて笑いにしないとやってられるか!」という思いが強かったようです。

 

そうしないとまともな精神を維持できない・・・というふうにご本人のヒキタさんは書かれています。

不妊治療の事も周りの仕事仲間や友達に色々話し、愚痴ったり笑いにしたりすることで一種の「現実逃避」をしていたのかもしれません。

落ち込んだ時もあるけれど「ご懐妊」の言葉をどれだけ待ったか

この映画であり原作の「ヒキタさんご懐妊ですよ!」は不妊治療に悩むご夫婦や、不妊の原因になってしまった旦那様側に寄り添う応援歌のようなエッセイになっています。

ヒキタさんももちろんですが、不妊治療に挑むご夫婦は、何もかもが初めての体験になり不安だったり緊張したりしますよね。

 

 

そんなご夫婦や、旦那様に予備知識や共感をもたらすエッセイなんです。

そして不妊の原因となって、責任やプレッシャーを味わったヒキタさんだからこそ

「ご懐妊ですよ!」

の言葉を待ちわびていたと思います。

 

 

50歳を前にして、子宝を待ちわびる気持ちを何年も・・・。

それは「合格発表前日の受験生」のようなストレスです。

その末に聞く産婦人科医からの「ご懐妊ですよ!」という言葉は、どれだけヒキタさんに喜びを与えたか、はかり知れません。

 

ヒキタさんご懐妊ですよの原作あらすじ内容ネタバレ

映画版「ヒキタさんご懐妊ですよ」は、主人公ヒキタさんを俳優の松重豊さんが演じます。
そしてヒキタさんよりも一回り年下の奥さまは、女優の北川景子さんが演じることに。
かなりの「年の差カップル」ですね。
そして、ヒキタさんご夫婦の不妊治療との戦いは、奥さまからのこんな一言から始まります。
「私、ヒキタさんの子供の顔が見てみたいな・・・」
こんな奥さまからの素朴な一言から、ヒキタさんは
「そうだ!愛する奥さんに、子供の顔を見せてあげよう!」
と、やる気を出すのでした。

いままでのヒキタサンと言えば、結婚が遅かったことからわかるように仕事柄モテてはいましたが、
「女性を妊娠させないようにしないと!」
と、おんな遊び?には十分の注意を図っていたのだそうです。
しかもその気をつけようは10代のころからの筋金入り。
とにかく妊娠だけは気をつけなければ・・・。
と、妊娠注意の行動は、成功していたようなんです。
しかしいざ「よし!嫁を妊娠させるぞ!」と、タイミング法を行いはじめると、これがなかなかうまくいきません。
タイミング法って難しいんですよね。
女性と男性の体のタイミングを考えての妊娠法。
ではヒキタさんが最初にためした<タイミング法>について紹介します。

妊娠に大切なタイミング法ってどんな方法?

まずタイミング法に大切なのは、女性側の「排卵日」のタイミングです。
このタイミングの成功によって妊娠を促すわけですが、このタイミングに合う日以外になってしまうと、妊娠を望ム夫婦にとってはなんとも疲れてしまう展開になってしまいます。
なんといっても大事な排卵日は、ひと月に一回のチャンスです。
その排卵日の前後に西欧するわけですが、その排卵日とは体内の問題ですのではっきりt目に見えてわかるものではありません。
ですので、翌日に生理がはじまると、
「ああ、またひと月無駄にしてしまった・・・」
と、脱力してしまう心境になってしまうのです。
最初のうちはタイミング法も、くじけずに頑張るぞ!と思っているご夫婦でも、何か月も過ぎていくうちに険悪な雰囲気になってくる可能性がある・・・と原作では紹介しています。
それはそうですよね。
当の本人達はタイミング法を何か月も試していて、あまりにも妊娠の兆しがないと不安になったり焦燥感が芽生えたりしてきます。
そして仕事もしているご夫婦にとってみると、タイミング法を正確に実行することさえも、かなりストレスになるんです。
このストレスを1年繰り返し、ヒキタさんはある結論にたどり着きました。
それは
「もしかして体を調べてもらった方がいいのかな?」
という結論です。
そしてヒキタさんと奥さんは、一緒に不妊治療の産婦人科の門をたたくのでした。

初めてで不安な不妊治療その内容は?

まずヒキタさんご夫婦は、それぞれの体の状態を産婦人科医で診てもらいます。
情勢と違って、男性は「精子」の除隊を見てもらうことになるのですが、ここでヒキタさんはショックを受ける商況になるのです。
それは、自宅で自分で「精子を採取」して、婦人科に持っていく・・・ということでした。
この第1関門にヒキタさんはたじろいでしまいます。
どこでしたらいいんだろう、と悩んでいると、看護師さんが
「地下にトイレがありますよ」
と、アドバイスをしてくれます。
このアドバイス(?)を生かそうにも、
「なんでトイレで?デリカシーないの?」
と、ヒキタさんの中で、モヤモヤと葛藤があるわけです。
ヒキタさんは自分の精子が覚めないように、人肌で温めながら受付に持っていきますがその時の心境も克明に書かれています。
革ジャンで黒ずくめの男性が、精子を懐からだして、受付の女性に指で精子が入った容器をつままれ、受付に放置されている。
この「屈辱的行為」のように思われるはず界い気持ちにヒキタさんはなってしまい、落ち込んでしまったらしいです。
しかも冷やさないように、精子を持って行ったのに、先生の都合で受付に放置されている自分の精子・・・。
この状況って何なの?と、ヒキタさんはかなりストレスになっていたようですね。
そして診察の結果は
「ヒキタさんの精子は20%しか動いていない・・・」
という診断結果でした。
この結果にショックを受けながらも、ヒキタサンは、未来のコドンの顔を見るために不屈の闘志で闘い続けるのでした。

ヘコむ不妊治療で落ち込みすぎない対処法

ヒキタさんは今回の不妊治療で、かなりのストレスを感じ、かなり落ち込んでいきます。
しかしヒキタさんがここで「心が腐らない」ために、ある対処法を紹介していました。
それは、仲間内に自分の置かれている境遇をこくはくすること。
それも飲んでいる席などで、サラっと笑い話のように語るのです。
このように男同士で話をして共感を得ることで、ヒキタさんはストレスを発散できる・・・と語っています。
そしてヒキタさんならではのストレス発散法は、「書く事」です。
自分の気持ちを紙にかくことによって、かなり落ち着いていられたのではないでしょうか?
しかし原作を読んでみると、かなりの憤りと葛藤にさいなまされていたようです。

妊娠するまであきらめない夫婦二人三脚で乗り切る強さ

不妊治療と闘うヒキタさんご夫婦は、その5年間の間に1回流産をしてしまいます。
妊娠した喜びもつかの間の流産・・・。
しかしヒキタさんご夫婦は、気持ちを振り絞って不妊治療を続けていきました。
この精神的な支えも、ご夫婦の仲の良さや周りの方たちの理解や応援の上に成り立っていたのだと思います。
そして治療は、人工授精から体外受精へ。
体外受精は人工授精と違い、金額が45万円!と大きく跳ね上がります。
この治療で、また妊娠したヒキタさんの奥さん。
今度は順調に出産までの道のりを歩み始めたのでした。

ご懐妊!となったが色々不安なことが・・・

無事に「ご懐妊」という展開になり、喜んでいたヒキタさんですが、実は医師からまたショックな告白を受けます。
それは
「退治の頭に空洞がある・・・」
という告白でした。
この告白を受け、奥さまとも不安になるヒキタさん。
胎児には、脈絡叢嚢胞(みゃくらくそうのうほう)という症状がみられていました。
しかしこの症状は様子を見ているうちに消える確率の方が高い、ということもわかったのです。
あとは空洞が消えることを願うばかりのヒキタさんご夫婦。
順調に空洞も消え、安堵できる状況になりました。
そして落ち着いた時、ヒキタさんは子供の名前を「空(そら)」と、名付けることにしました。
頭の中のある空洞から由来してつけた名前。
いつかこの名前を笑い話にする未来になりますように・・・とヒキタさんが渾身込めて考えた名前だったのです。

そして無事出産元気な赤ちゃんとご対面

いよいよ出産日を迎え、元気な女の子とヒキタさんご夫婦が出会う事が出来ました。
今やその時の赤ちゃん「空ちゃん」も、小学校に通っています。
不妊治療は大変だけれど、この苦しさと闘ったからこその「幸せ」が今ここにある・・・と実感させられる原作でした。
今回は男性側からの不妊治療を語る、という珍しいエッセイの原作でした。
出産は女性も苦労しますが、男性の方も色々なストレスや環境と闘っている・・・という気持ちがよく理解できる作品になっていました。
しかし大人ですからグッとこらえなければいけない・・・という状況ももどかしいですよね。
そんな状態も「まだ見ぬ赤ちゃんのため!」と絶えることで、今の幸せをつかみ取ったヒキタさん。
きっとこれからも奥さまとお子さんと、明るい未来に向かって歩いていくんだな・・・と感動させられました。

まとめ

今回は映画「ヒキタさんご懐妊ですよ!」の原作のあらすじネタバレを紹介しました。

原作は不妊治療が男性側に問題があった場合の、体験談や男性の葛藤や悩みについても克明に描かれています。

不妊問題が解決し、ご懐妊しても次は名づけの問題が・・・。

 

と、様々な壁に立ち向かうことになるヒキタさん。

主人公、ヒキタさんには俳優の松重豊さん。

年下の妻、サチさんは女優の北川景子さんが演じます。

このストーリーは視聴者が、ヒキタさんを応援したくなったり、ヒキタさんに励まされたりする・・・そんな物語です。