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1999年に本格的に監督としてデビューした映画「シックス・センス」が、爆発的大ヒットを飛ばしたM・ナイト・シャマラン監督。

その監督の最新作映画「Mr.ガラス」が、公開されました。

 

 

公開されたのは2019年1月ですが、その圧倒的なストーリー展開に今回も観客が釘付けになり、根強い人気でDVDの発売が待たれている今作品。

しかも今回の映画「Mr.ガラス」は2000年に公開された映画「アンブレイカブル」と2017年に公開された映画「スプリット」の続編であり、完結作となっています。

 

その事も考えると今一度「アンブレイカブル」と「スプリット」についても知っておくと、さらにこの映画「Mr.ガラス」は楽しめそうですよね。

今回は簡単に前作の「アンブレイカブル」や「スプリット」のあらすじも交えつつ、映画「Mr.ガラス」のあらすじやネタバレ、結末を紹介します。

 

映画「Mr.ガラス」のあらすじは?

今回紹介する映画「Mr.ガラス」は前々作の「アンブレイカブル」で主人公をつとめたダン(ブルース・ウィルス)とイライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)が登場します。

そして前作の「スプリット」で主人公をつとめたケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)も登場し、3人でアメコミのヒーローとは?という概念に立ち向かうストーリーになっています。

 

 

ではなぜこの3人がアメコミのヒーローの概念というテーマに巻き込まれてしまったのか、ということも気になりますよね。

それはまずイライジャが、生まれながらに骨が脆(もろ)く、母親の産道を通って出産される時でさえも全身を骨折するという難病に侵されていたことから始まりました。

 

 

「ガラス」というニックネームをつけられたイライジャは、骨折を恐れるあまり部屋でアメコミを読みふける毎日を送ります。

そして大きくなったイライジャは、ある妄想にとりつかれるのです

 

 

それは、自分はこれだけ不運なんだから相対して「幸運な男」がいるに違いない!という妄想でした。

そしてイライジャが見つけ出したのは列車の脱線事故で1人だけ生き残った「幸運な男・ダン」だったのです。

 

 

イライジャと出会ったダンは自分のヒーロー性に目覚め、悪と戦うことに生きがいを感じるようになります。

そこに現れたのが「スプリット」のケヴィンです。

 

 

ケヴィンは24通りの人格を持つ危険人物で、【ビースト】という怪人にも変身することができるのでした。

そして弱い女性を監禁し、その悪事がバレたときにケヴィンは街に逃げ出します。

 

 

そんなケヴィンを野放しにすることは、もちろんダンが許しません。

ケヴィンを捕獲したダンのもとに、精神科医のエリーが現れ、2人をイライジャがいる精神病院に連れて行きます。

 

 

エリー曰く、ケヴィンやイライジャと同じように、方向性は違えどダンもまた「自分をヒーローと思い込む」という精神疾患なのではないか、定義するのでした。

 

 

映画「Mr.ガラス」の驚くべき結末とは?

さてイライジャのもとに集まったダンとケヴィンですが、ここでもイライジャがとんでもない作戦を企てました。

イライジャは監視の目をかいくぐり、施設の職員を惨殺。

ケヴィンと協力して脱走し、街で大量虐殺をすることを計画したのです。

 

 

それを追いかけるのは、この物語で唯一の【正義】であるダン。

前々作の「アンブレイカブル」では自分の体が壊れやすいイライジャだったので、ダンとは戦えませんでした。

 

 

しかし今回は強靭な身体能力を持つケヴィンを従えて、イライジャはダンに対決を仕掛けるのです。

とうとうダンと闘う夢がかなったイライジャでしたが、ここで思わぬ誤算な展開が訪れます。

 

それはケヴィンが人格障害を招いた原因が「ダンが1人だけ生き残ったあの列車事故」だったのです。

その列車事故を起こした犯人はイライジャでした。

 

それもイライジャの自己中心的な考えで起こした悲惨な事故・・・。

その事故がなければケヴィンは母親から虐待されることもなく、まともな人間に成長したのでは、と思われます。

 

その事実を知ったケヴィン(ビースト)はイライジャに激怒。

ケヴィンの中の【ビースト】という怪人は、子供のケヴィンを危険から守るヒーローだったのです。

 

 

イライジャ、ダン、ケヴィンともに致命傷を負いますが、その結果こそが、精神科医エリーの作戦でした。

実はエリーは精神科医ではなく、ヒーローになり得る才能を持つ人物を抹殺する組織の一員だったのです。

 

 

そしてイライジャ、ケヴィン、ダンの3人を絶命させ、エリーの目的は成功しました。

しかしその成功はほんの束の間で終わってしまいます。

 

 

実はエリーの正体に気づいていたイライジャは、自分が収容されていた精神病棟の監視カメラをすべて録画していたのです。

そして事の顛末の記録映像を、ある指定した日時に世界中に配信されるように設定を終えてから、イライジャは亡くなったのです。

 

 

まとめ

今回は2019年1月に公開された話題の映画「Mr.ガラス」について紹介しました。

イライジャの真意は「街での大量虐殺」ではなかったのですね。

 

 

エリーが率いる悪の組織の存在に気づいていたイライジャは、今度はその悪の組織を日の光のもとにさらけ出す、という【使命】を持ったのです。

その瞬間こそがイライジャが、ダークヒーローから【真のヒーロー】に生まれ変わったときだったのでしょう。

 

 

そしてイライジャが命を懸けて配信した動画は、世界中の皆の手にわたりました。

その動画を見てどんな判断をするのか、ジャッジをゆだねられたのはその動画を観た「世界中の一般人の良心」です。

 

 

今度は世界中の皆がイライジャ、ケヴィン、ダンの正義の心を受け継いでいく番です。

【誰でもヒーローになる可能性を秘めている】というメッセージが込められたこの映画「Mr.ガラス」。

 

 

壮大なこの3部作を締めくくるにふさわしいテーマを秘めた完結作です。